初めてのデリヘル開業手続き
事務所(待機所)が見つからない
デリヘル事務所(待機所)については、東京や大阪では比較的見つけやすいと思いますが、地方都市では使用承諾書を得られる物件がなかなか見つからないのが現状です。また、東京や大阪では見つけやすいといっても、デリヘル事務所使用可能物件ということで、通常よりも許容範囲を超えて割高な礼金や保証金が設定されているところもあるようです。この事務所探し、やはりコツがあります。また、契約にあたっては、注意を要することもあります。当事務所でもサポートさせて頂きます。
開業資金はどれだけ必要ですか?
開業資金については、広告宣伝費に対する考え方によって額も変わってきます。広告宣伝費は惜しむことなく注ぎ込むという考え。あるいは逆に極力、外部ポータルサイトなどは利用することなく経営していくという考え。どちらを選ぶか。
地域にもよりますが、外部サイトは費用対効果がけっしていいとは言えないのが現状です。例えば外部サイトに毎月30万円支払うとしましょう。女性へのバックを50パーセントとしたら、毎月そのサイトだけで60万円の売り上げがあって初めてプラスマイナスゼロとなります。つまり1日2万円の売り上げ、簡単なようで、地域によっては特に開業直後はこれが意外と容易ではない数字です。実際には、スタッフを集める費用や、事務所経費もかかるため、30万円の宣伝広告費に対し、数字的には100万円以上の売り上げがなければ経営的には赤字になってしまいます。
そこでお勧めしているのが、全く利用しないというわけにはいかないものの、極力外部サイトには頼らない方法です。となると、自ずと自店のホームページを頼りに集客を行うことになります。当然、自店のサイトについて、高額なSEO対策費用を払っていては外部サイトにお金を費やすのと一緒になってしまいます。SEOもお金をかけないやり方をします。
ただ、お金をかけることなく、お金をかけた場合と同じ効果を得るのは不可能です。お金をかけないということは、宣伝効果が現れるまで時間を要するということです。お金をかけて、確実にその効果が見込まれるのであれば、お金をかけるべきでしょう。けど、その効果が不確かゆえ、お金をかけるのは考えるべきではないかという意見です。
いつ頃、開業させるのがベストでしょうか。
この類の質問もよく受けます。ただ、答えはありません。確かに時期によっては有利、不利は生じます。けれども、客を集めやすい時期と、スタッフを集めやすい時期は必ずしも一致しません。水商売は「2月、8月は景気が悪い」と言われますが、だからといって開業を1か月延ばしたところで、事務所家賃がよほど高額でもない限り、それほど大きなメリットはありません。
店舗型と違い、無店舗型はネットでの「仕込み」や「仕掛け」も必要です。それらは多少の時間(場合によっては数か月)を要します。
そもそも、本当に開業させたいのであれば、必要以上に開業日を遅らせたくはないはずです。実際、半年以上先に開業させたいとのことで当事務所を訪れた相談者で、現実に半年後に開業に至ったケースはほとんどありません(もしかしたら、当事務所を通すことなく開業されたのかもしれませんが…)。
フランチャイズ加盟
デリヘルを新規で開業させるのに、個人により独立店の経営と、フランチャイズ加盟による経営、どちらが有利か、近頃増えている質問です。確かにフランチャイズ加盟で成功している人もいらっしゃいますが、中には加盟料が高額なフランチャイズもあります。どちらが有利か、一概には言えず、デリヘルを本業とするか、サイドビジネスの一環とするか、それによっても選択は変わってくるかと思います。ただ、判断においては、フランチャイズの会社の見極めもまた重要です。